事前に確認すべし!!「地域おこし協力隊」の意外な落とし穴とは!?

こんにちは!
2020年7月から山口県山口市で「地域おこし協力隊」として活動するともです。

具体的な自己紹介や活動内容については下の記事で紹介していますので、まだ読んでいない方は是非こちらも目を通していただけると幸いです。

http://inaka-iju.com/?p=32

さて、今回は「地域おこし協力隊」に興味がある方、既に選考を受けている方向けに、私が選考を受ける中で事前に確認や検討をすべきだと感じたことを紹介します。

こんな人にオススメ!

・田舎移住に興味がある
・「地域おこし協力隊」に興味がある
・現在「地域おこし協力隊」の選考中である

「地域おこし協力隊」とは?

まず、「地域おこし協力隊」についてご存知ない方向けに簡単にご紹介すると、総務省と各自治体が行っている事業で、公式の説明は下記の通りになります。

都市地域から過疎地域等の条件不利地域に住民票を移動し、生活の拠点を移した者を、地方公共団体が「地域おこし 協力隊員」として委嘱。隊員は、一定期間、地域に居住して、地域ブランドや地場産品の開発・販売・PR等の地域おこしの支援や、 農林水産業への従事、住民の生活支援などの「地域協力活動」を行いながら、その地域への定住・定着を図る取組。

総務省:地域おこし協力隊の概要

詳しい仕事内容や待遇についてはこのブログでも解説していますので、下記リンクをご覧ください!

http://inaka-iju.com/?p=259
とも
とも

要するに、都会から移住して地方の課題を解決しつつそこに定住してくれってことですね。

仕事や活動の上で確認すべきこと

「地域おこし協力隊」は制度が始まってかなりの期間が経ちますが、各自治体で制度設計ができるという性質上、多くの自治体では運用が固定されているようなフェーズには達していないと思います。
なので、企業の面接と違ってお互い納得する形で赴任して欲しいと自治体は思っています。
詳しく聞いて嫌な顔をする担当者も少ないと思いますので、思い切って聞いちゃいましょう!

業務内容

「地域おこし協力隊」には大きく分けて「ミッションが決まってる採用」と「ミッションが決まってない採用」があります。

そして、「ミッションが決まってる採用」でも具体的な内容が全然固まっていないような場合もあるので、気になる場合は事前に期待されていることなど担当の職員さんに聞いておくのがいいと思います。

とも
とも

私は「山口県南部地域の情報発信」というミッションが決まっている採用です。

副業が可能かどうか

正直「地域おこし協力隊」の給料だけでも田舎であれば生活はしていけると思います。
ただ、3年の任期がある以上、その後の定住生活につながるような副業はしておいたほうがいいでしょう。

副業の可否だけでなく、どんな仕事ならいいのかも併せて聞いておくほうがいいと思います。
私が話を聞いた中では、「地域貢献に関係する仕事であること」や「飲食店等のアルバイトは禁止」など、結構細かいルールがある自治体もありました。

雇用形態について

基本的には採用情報に明記されているので、詳しく読めばわかると思います。
基本的には次の形態が主ですが、わかりにくい場合は聞いてみましょう。

主な勤務形態

・自治体の嘱託職員(直接雇用)
・関連団体の嘱託職員(直接雇用)
・業務委託

保険の加入について

これは基本的に雇用形態と週あたりの勤務時間で加入の有無が変わってきます。
募集要項に記載されていることがほとんどだと思いますので、チェックしておきましょう。

チェックポイント

・健康保険、年金の加入の有無
・雇用保険の加入の有無

生活面で聞いておいたほうがいいこと

生活環境が一気に変わることになるので、生活上の不安は基本的に全て解消してから向かうくらいの意気込みでいたほうがいいと思います。

私も移住先の職員の方には結構無理を言ってしまっています。。。

家について

ほとんどの自治体では空き家問題の解消も兼ねて、空き家バンクの物件を紹介してくれる形になると思います。

家賃について

全額負担してくれるケースが多いと思いますが、一応聞いておきましょう。

車庫について

これも空き家であれば心配しなくていいケースが多いと思いますが、借りる必要がある場合もあるので、確認はしておいたほうがいいと思います。

なお、軽自動車の場合は車庫証明が必要ない地域が多いと思いますので、気になる場合はチェックですね。

https://www.kurunavi.jp/syako/car.html

トイレについて

今回のテーマでの最重要項目です!
都会で生活していると想像もつきませんが、田舎には下水設備が整っていない地域はかなり多くあります。

そういう地域の場合、空き家は高確率でいわゆるぼっとんトイレ(汲み取り式)です。
耐えられない場合は浄化槽を設置している家を用意してくれるよう交渉しましょう!

とも
とも

私も絶対浄化槽設備がある家にしてくださいとお願いしました。

車について

田舎に移住する上で家以上に気にしなければならないのが車です。
自治体によって補助の内容がかなり変わるので、ここは詳しく聞いておきましょう!

私が知る事例

・車両リース代を自治体が負担
・事業活動中は公用車を使用
・燃料費は自治体が負担

世話人について

急に都会から地元に馴染むのはかなりの技が必要になります。
そのため、自治体では地元の人を世話人として紹介してくれたり、職員が担当としてついてくれたり先輩の協力隊員がサポートしてくれたりと様々な手で地元への定着をサポートしてくれます。

ここでの支援が「地域おこし協力隊」としてのスタートにかなり関わってきますので、どんな人に相談したらいいのか、困ったときに誰を頼ればいいのかはきいておいた方がいいでしょう。

とも
とも

個人的には移住前からSNSで地元の人と繋がっておくという方法もオススメです。

まとめ

移住するにあたって、都会の常識で考えていると思わぬ落とし穴があると思います。
これ以外にも色々気にした方がいいことはあると思うので、是非このブログにコメントで紹介してください!

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